大人の社会見学 in 奈良 で日本酒にふれてきた


一念発起

ハチヨンイズムでも定期的に取り上げられている日本酒。まもなく迎える4月17日で僕も27歳になる…ということで、大人の嗜みとして日本酒に手を出そうと考えておりました。(注:執筆当時4月14日)

しかぁぁし!!

日本酒を知るためにはまず過程から。そんなこんなで行って参りましたのが、[ハチヨンイズム主催:大人の社会見学]でございます。

見学当日

今回お世話になりましたのが奈良市にある奈良豊澤酒造さん。
創業140年余りの歴史を持つ酒蔵です。

到着すると酒粕のいい香りが!

工場見学の前に酒造りの過程などの事前説明をしっかり受けた後、
見学をするために酒蔵の中へ…。

ドラえもんのような靴カバーをします。

ここで簡単に日本酒の作り方を説明。

1. まず、玄米を精米して蒸します(蒸米)。
2. この蒸米に黄麹菌を植えて”麹(こうじ)”を造ります。
(麹は酒母、もろみにいれて米のデンプンを糖化していく役割を果たします。)
3. 次に麹に水と蒸米と酵母をくわえ”酒母”というものをつくり、
4. さらに水と蒸米を足して発酵させることで”もろみ”が完成します。

二十日ほどかけて発酵されたもろみは圧搾機によって絞られ、
酒と酒粕に分けられるわけです。

詳しくはこちら
日本酒造組合中央会

奈良豊澤酒造さんのこだわりはなんといっても麹。
生産性を上げるために麹づくりを機械化する酒蔵も多いそうですが、
ここ奈良豊澤酒造では日本酒の心臓ともいえる麹を、
機器による管理を一切せずに杜氏(とうし)の経験と勘で仕上げていきます。


麹室(こうじむろ)。

この部屋の中で麹の温度と発酵具合を
体に浸み込んだ感覚で作り上げていきます。
自分の体から発する熱も麹づくりに影響するのだとか。


完成した麹。

せっかくなので食べさせていただきましたが、
少し硬めで弾力性が強く最後に甘みが口の中に広がりました。
なんとも不思議な味です。

そして

この記事を書いた人

ごまみんと宝塚市出身。大阪市在住。働きながら小劇場に関わってます。 休日はひとりでカフェに向かう雑食系カフェ男子。 旅なら田舎、酒なら日本酒、動き出すなら勢いで!

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