連載コラム

世界一周は思ったよりもずっとカンタン

2010/4/26  はてなブックマーク はてブ

世界一周は思ったよりもずっとカンタン

はじめまして。ミヤタといいます。

九州出身25歳で、今は東京でWEB関連の仕事をしています。
昨年結婚したばかりですが年下の鬼嫁におびえる日々をすごしています。
(子供はまだおりません)

さて、そんな僕ですが、今年の秋から1年〜2年間の予定で
単身、世界一周旅行に行ってきます。

決して嫁から逃げ出すわけではありません。
世界一周旅行という昔からの夢をかなえる為です。

世界一周の目的

旅の目的はいくつかあるのですが、強いて一つをあげるとするならば、実際に自分の
目で、耳で、肌で五感をフル活用して「世界がどんなとこか体感してみたい」からです。

見たこともないようなものを見て、訪れた土地の空気やにおいを嗅いで、現地の人と
同じものを同じテーブルを囲んで食べ、その土地の歌や音楽を聴いたり一緒に歌ったり、
自分の手でその国の文化や人々の生活に触れ、自分の足でその土地をあるいて、
世界は、地球は、こういうところなんだなーと体感してみたいと思っています。

例えば、自分に子供が生まれたとして、ある日「サハラ砂漠ってどんなところ?」
と聞かれたとき、どんなとこかwikipediaで調べて、Googleアースで一緒に砂漠を
眺めるのもいいですが、それに加えて実際に自分が世界一周でとってきた写真や
動画をみせてあげて、砂漠で出会った人々のことや、砂漠で食べた食べ物の話
体験した出来事などを話してあげることができたら素敵だな、と思っています。

……ちょっと話が気持ち悪い感じになってきたので、ここからは
気になる「お金の話」をしたいと思います。

「世界一周ってなんだか高そう!」「ウン百万円くらいかかるんじゃない?」とお考えの皆様。
世界一周は思ったよりもずっとカンタンに、ずっと安く実現できるんです。

世界一周は案外安上がり。一周30万円〜

みなさん「世界一周航空券」ってご存知でしょうか?
一言でいうと、格安で世界一周ができる航空チケットです。

高橋歩さんの本等でも、この世界一周航空券の存在が紹介されていて
ここ2、3年でちょっとしたブームになっているそうです。

驚くのはその破格の安さ。最大20回以上も飛行機を利用でき
なんと安いものだと30万円前後で購入できちゃいます。

これは、お盆休みや正月などのハイシーズンに、ヨーロッパや南米などへ
数日間の旅行にいくのと値段的にあまり変わりがありません。

しかも、旅のルートは(ある程度制限はありますが)自分で組むことができ、
陸路の移動なども組みあわせれば何十カ国という国をまわることが可能です。

例えば僕の場合、陸路と世界一周航空券を組み合わせて、
下記のようなルートで1年〜2年くらい旅をする予定です。

<ざっくり予定>
・最初の半年〜1年間は陸路で東南アジアをぐるぐるまわる。
・日本に一時帰国。世界一周航空券を購入
・再出発。日本⇒ 中央アジア⇒中東⇒欧州⇒アフリカ⇒南米⇒中米⇒帰国をまわる

<詳細ルート(仮)>
中国 ⇒ ベトナム ⇒ カンボジア ⇒ タイ ⇒ ラオス ⇒ マレーシア ⇒ インドネシア ⇒ シンガポール ⇒ 一時帰国 ⇒ 香港 ⇒ インド ⇒ ネパール ⇒ チベット ⇒ ヨルダン ⇒ シリア ⇒ レバノン ⇒ イエメン ⇒ イスラエル ⇒ トルコ ⇒ ギリシャ ⇒ イタリア ⇒ スペイン ⇒ ポルトガル ⇒ モロッコ ⇒ チュニジア ⇒ エジプト ⇒ エチオピア ⇒ ケニヤ ⇒ ウガンダ ⇒ イギリス ⇒ ブラジル ⇒ パラグアイ ⇒ アルゼンチン ⇒ チリ ⇒ ボリビア ⇒ ペルー ⇒ エクアドル ⇒ メキシコ ⇒ キューバ ⇒ 帰国

世界一周航空券をうまく活用すれば、こんなルートもかなり費用を押さえて実現できちゃったりします。

ただし、世界一周航空券は、いろいろとルールや制約がありちょっと複雑です。詳しく書かれている本やサイトがけっこう存在しているので、興味をもっていただけた方はぜひ一度調べてみてはいかがでしょうか。

航空券が安いのはわかった!でもホテル代が沢山かかるんじゃない?

これは地域によりますが、宿代は思っているほどかかりません。

東南アジアなどの途上国の場合、海外からの旅行者向けの「ゲストハウス」と呼ばれる安宿がたくさん存在しています。ゲストハウスは旅行者があつまる通りや駅の近くに密集していて、1泊300円〜1000円くらいで宿泊が可能です。

例えば、僕が泊ったタイのあるゲストハウスではシャワーは温水がでない、エアコンもない最も安いグレードの部屋の場合は、シングルで400円くらい。温水シャワーが出る部屋は500円、エアコンもつくと700円といった具合の値段設定です。

また、もっと安く滞在したい場合は、ドミトリーと呼ばれる相部屋に泊まると1泊200〜300円程度で収まる場合もあります。

さらに、同じ宿に数日滞在する場合は、それを理由に値引き交渉ができる場合もあります。(交渉は泊まる前に)

昨年タイに嫁と2人で10日ほど行ってきたのですが、汚い部屋を避けて滞在していたにもかかわらず、1人あたりの平均の宿代は700円程度ですみました。ただし、当然、安い宿は部屋はあまりきれいでなかったり、何かと不便な点がたくさんある場合が多いので、お財布の中身と相談しながら宿のグレードは選びましょう。

ちなみに海外では、泊まると決める前に、部屋を見せてもらうのが普通です。
事前に部屋やベッドは清潔か、水出るか、鍵がかかるかなどはチェックしてから
宿泊するかを決めるようにしましょう。

ちなみに僕は1回、壁に大きな穴が空いている部屋にとまったことがあります……。
夜中に宿を見つけて、疲れていたのと、停電とで、ろくに部屋を確認していなかった僕が悪いのですが、朝起きたら外から太い木の枝がガッツリ部屋に侵入しているのをみて、さすがにゾッとしたのを覚えています。

財布に優しい「カウチサーフィン」のススメ

欧米などの先進国に滞在する場合は、多少の出費はあきらめるほかありません。
物価の高い国では、ユースホステルと呼ばれる安価な宿泊施設を使ったとしても、1泊 3000円程度の出費は覚悟しておいたほうがいいでしょう。

ただし、ホテルなどの宿泊施設ではなく、人の家に泊めてもらう「カウチサーフィン」という方法があります。このカウチサーフィンを活用すれば欧米などでもお財布にやさしい旅ができるかもしれません。

カウチサーフィン(Couch Surfing)とは、他人の家の「Couch(=ソファー)」を借りて宿泊してまわること。もっとわかりやすく言うと、無料で民泊させてもらってもらいながら、長旅をすることです。

無料で外国の人の家に滞在させてもらい、一緒に夕食を食べたり、観光案内をしてもらったり
まさに「うるるん滞在記」のようなことを体験できるんです。

世界にはカウチサーフィンを目的としたコミュニティサイトがいくつか存在していて
そこに会員登録することで、宿泊させてくれる人を探すことができます。(もちろん登録無料)

カウチサーフィンで代表的なサイト

地域や、性別、その人の評判などで、泊めてくれそうな人を探して連絡をとり、
宿泊先を探すことが可能です。

また、カウチサーフィンに登録すると「外国人旅行者を自分の家に泊めるかどうか?」を
選ぶ項目があり、カウチサーフィンの趣旨からすると泊めてあげるほうがいいのですが
難しい場合は、自分の家に泊めるのはNGという設定もできます。

カウチサーフィンは宿代の節約にもなりますが、それ以上に、外国の人々の生活を間近で見て、体験することができ、さらに素敵な友達や第2の家族を見つけられる、絶好のチャンスになると思います。

ただし、カウチサーフィンは楽しいことばかりではなく危険な目にあう可能性もゼロではありません。女性は女性のホストの家にしか泊らない。評判がよくない人にはコンタクトをとらないなど、最低限の注意はらうようにしましょう。

旅立つなら今だ!

作家・沢木耕太郎さんの作品に「深夜特急」という本があります。青年期の著者がユーラシア大陸を東から西へ横断する旅の様子を描いた紀行文学小説です。

いわゆるバックパッカーと呼ばれる長期旅行者にとってはバイブルのような本で、アジアを旅すると、この本を読んで旅にでようと思い立ったという日本人の若者がうようよいます。ちなみに僕もそのうちの一人です。

その「深夜特急」という本のあとがきに、「26、27才の頃に世界をみにいけ」というような趣旨のことが書かれています。

26、27才という年齢は、若干の世間知ができてきて、ある程度「オレもけっこう食っていける」という手ごたえも感じていて、ハタチのころと比較すると、いろんな物事、刺激に対するリアクションがとれようになっている。いろんな人に会い、トラブルに遭い、日本にいるときは測れなかった自分の背丈が、海外に滞在していると怖いくらいに測れる。
若すぎず、それでいて未来もある。26、27才というのはそんな年代だと。

84世代の僕たちは今年で26才。社会人になって、2〜3年が過ぎたころだと思います。そろそろ転職、独立をと考えている人は、次の職に就くまでに、一度世界を見に行くっていうのも、選択肢にいれてみてはいかがでしょうか?

次回は、会社や、嫁のご両親、家族の説得方法を紹介したいと思います。