動画で送る、最新日本語ラップシーン


先日、リキッドルームで行われたドリームマッチ。
ブルーハーブ、ジブラ、般若、MSC、と日本語ラップのスタイルの広さを感じさせました。スタイルウォーズ!
突然ですが、ここ数年でリリースされた動画をひたすら載せていこうと思います。
昔日本語ラップ聞いてたけど最近は、という人も、
日本語ラップってダジャレでしょ、という人にまで!

日本語ラップシーン外からも評価を受けるMC達


PSGと環ロイは、それぞれkaikoo fesやREPUBLIC、HMVお疲れフェスなどロックやテクノ、様々なジャンルのイベントにひっぱりだこ。
今年は彼らの活躍が目立っていました。
音源もPSGは曽我部さんと、環ロイは七尾旅人さんと。

Break Boy in the Dream / 環ROY feat.七尾旅人 (2010)

サマーシンフォニーver.2 / 曽我部恵一 feat PSG (2010)

20歳の若手MC達の台頭


ライブラ主催のUMBだけでなく、テレビ朝日スポンサードの新たなるMCバトルが開催されることがB BOY PARK2010で発表されたりと、バトルが熱い。
日本語を最大限生かした格闘技、UMBのすすめ
コネもキャリアもなくてもバトルで勝てば目立つ。そんなシーンの中で20歳のラウデフやZONEなど若手MC達が目立っています。

Tropical Booty / RAU DEF feat. HISTORIOUS(2010)

不良のカッコで情緒的な日本語を操るSeedaやNorikiyo


不良のようなかっこをしながら、確かなスキルと情緒的な詩を放つそんなアーティスト達がここ数年注目されていたように感じます。他にも鬼一家やBESなど。

RIVAXIDE CITY DREAM / NORIKIYO feat. BRON-K(2008)

寒空 / Bron-k(2008)

HELL’S KITCHEN / SEEDA feat. サイプレス上野(2009)

BLACK BOX / JUSWANNA(2009)

邂逅していくHIPHOP


ベテラン勢も日本語ラップシーンに囚われない活動を。
ここだけyou tubeになかったのでDAXで。

あかり from HERE / クラムボン feat. THA BLUE HERB(kaikoo fes 2010)

kaikoo Live / DJ BAKU HYBRID DHRMA BAND(kaikoo fes 2010)

歌詞のメッセージ性を重視したラッパーたち


ポエトリーリーディングに近いところがありますが、リリックの内容を重視したラッパーたちの層もここ数年で分厚いものになってます。
降神やエースワンダー、神門好きは楽しめるんじゃないでしょうか。

馬鹿な奴 / レイト(2008)

あの娘は夜通しツイッター / 狐火(2010)

東京哀歌-トウキョウエレジイ / 空也MC(2010)

ポエトリーリーティングとしての解釈


ラップとポエトリーリーディングの違いを聞かれると、答えにくいですが好みが分かれるところなのでいくつか紹介。
ドタマをはじめとする術の穴の活躍もここ数年目立ってます。あわせて。

手漕ぎボート/小林大吾(2008)

世界征服やめた / 不可思議/wonderboy(2009)

音楽ワルキューレ / DOTAMA(2010)

トーキョー難民 / あるぱちかぶと(2010)

海外で活動しながら日本語を大事にする2人


Mary Joyからmeisoが曲を出したのも衝撃的でした。
Shing02の名作、400のDJ A-1によるレゲエミックスがアルバム一枚まるまる無料DLも公開されててるので是非落としてください。
http://www.maryjoy.net/400yomi/reggae.html

夜道 YOMICHI / Meiso feat Shing02(2010)

GOOOOOOOOOOOAL!!!!!!! / DJ BAKU × Shing02(2009)

各地域を代表するラッパーたち


大阪の韻踏合組合、福岡のRAMB CAMP、札幌のMJP、山梨のスティルイチミヤ、横浜のZZなど各地域ごとのいまや全国あらゆるところでシーンが形成!

REBEL MUSIC / RAMB CAMP feat. THE LEFTY (K-BOMB, JUBE)(2010)

FILTERS(トレイラー用mix) / DJ PERRO a.k.a. DOGG(from MJP)(2010)

あの頃と今 / PONY(stillichimiya)(2010)

Superstar / 韻踏合組合(2008)

ZZ BBQ / ZZ PRODUCTION(2010)

ニトロ好きにおくりたい、都会サウンド


日本語ラップは聞かないけれどもNitroはかっこいいよね。
2000年前後に良く聞こえた声。
正直、今回紹介しているラッパー達好きには評価が低い傾向がありますが、十分かっこいいと思うのですけどどうでしょうか。
NITRO自体は生音主体の曲など新しいスタイルを取り入れてます。

FRESH / ICE DYNASTY(2009)

LIVE 09 / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND(2009)

ポストロックやエレクトロサウンドなどを取り入れたラッパー


a.k.a. オシャレヒップホップ。

スズムシ / ALT(2009)

Bluebird Classic /Eccy feat Haiiro(2008)

AEGU(トレイラー用mix) / AbnormalBulum@(2010)

男性MCに負けないフィメールラッパー


今年はコマチがメジャーシーンで存在感を。
B boy park2010でもライムスター以上に盛り上がっていたと思います。

name tag (C.O.M.A.C.H.I) / COMA-CHI(2008)

AKY(あえて空気読みません) / RUMI(2009)

ベテラン勢も新しい可能性を


Zeebraは、エレクトロミュージックでここ最近ヒットを飛ばし続けているDexとまさかのコラボ。
ブッダブランドのNIPPSは、若手と新しいクルーを。そして、昔では考えられなかったキックザカンクルーのクレバとニトロのDABOの共演。
ジャンルやメジャーなど色々な垣根を超えて発表されました。

FIRE / DEXPISTOLS×ZEEBRA (FUJIROCK2010)

Static / TETRAD THE GANG OF FOUR(2008)

I REP / DABO、ANARCHY、KREVA(2010)

日本語ラップの先駆者達


動画としては最後に日本語ラップを切り開いてきた、いとうせいこうとライムスター、メジャーシーンで戦うリップスライムを。

□□□(クチロロ)/ヒップホップの初期衝動(2009)

GOOD DAY / RIP SLYME(2009)

ラストヴァース / RHYMESTER(2010)

最後にもっともやばいyou tubeでは聞けないラップ


ここまで見てくれた方にぜひ贈りたい、今もっともやばい集団、vanadian effect!
you tubeには見当たらなかったのでマイスペースで。
http://www.myspace.com/vanadianeffect