新しい読書のカタチ ソーシャルリーディング


「またソーシャルなんちゃらがでたのか…」

そう思ったアナタ、正解!

タブレット端末の発表が相次ぎ、電子書籍への注目が高まっていますが(現状はともかく)、それにつられるように「ソーシャルリーディング」という言葉もささやかれるようになってきました。

ソーシャルリーディングとは?

ソーシャルリーディングとは、平たく言えば「読書体験の共有」です。

オフラインでは、読書会という形で、各自が読んだ本の感想などを共有する会が以前より行われていました。そこにインターネットの登場によって実施しやすくなったという点を割り引いても、前からそれなりに行われていたわけです。自分の読書体験を他人にシェアするという概念自体は新しいものではありません。

ソーシャルリーディングの新しさ

なにが新しいのかといえば、mixiなどソーシャルネットワーキングサイト(SNS)に代表されるソーシャルメディアの利用者が増え、モバイル端末の高機能化、いわばデジタルツールの多様化と高度化によって、場所も空間も所属しているグループ(クラスタ)も越えて一冊の本、フレーズ単位でシェアできるようになったということでしょうか。(一部ビジネスパーソンの間では、「書評ブログ」が影響力を持っていますね。)

たとえば気になるあの人(仕事がデキる先輩とか)が読んでる本を自分が読んでみたとして、「あの人はこの本を読んでどんなことを思ったんだろう」とか、「どこに線を引いたんだろう」とか、そういうことが気になった経験ってありませんか?

よく、書店で「10万部ベストセラー!!」なんてポップがありますが、それを見て、おそらく10万人が手に取ったであろう本を読んで、どんなことを思っているんだろう…とはるばる見ず知らずの他社に想いを馳せた経験ってありませんか?(僕はあんまりないです)

ソーシャルリーディングとは、「同じ本を読んでみんながどう思ったのか」というのをオンラインで共有して、人と人とを結び付けちゃおうという運動なりそれを志向するツールがあちこちから出てくるようになったという点で目新しさがあります。

ソーシャルメディアのメリット

メリットとしては、自分の感想以外に、他者の感想を参照することによって、新たな気づきを得るとか、単なるシェアからたとえば「オフ会」を開くなど、発展的な活動が期待できる点でしょうか。

※他にも「こんなのがあるよ!」というのがありましたらTwitterなりでシェアしてもらえるといいと思います。

ソーシャルリーディングってどうやるの?

把握している限りでは、「オンラインのみで」ということであればiPhoneなどのアプリケーション経由で行うのがメインのようです。もちろん、オフラインの読書会も可能です。参加者のなかにはTwitterやFacebookユーザーもいると思うので、オフライン起点でソーシャルリーディングというのも実現できます。

代表的なところでは

他にもありましたらぜひTwitterやコメントでお知らせください!

もし実行できる環境があるのであれば、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。