ウルトラマン超闘士激伝


普段同年代で話していると、思わず「あったあった!」と言うような懐かしネタが出てくることがありませんでしょうか?
そんな84世代の思い出が詰まった玩具、マンガの記憶をジャンジャカ掘り起こしていこうと言うこの企画。
第一回は「ウルトラマン超闘士激伝」をご紹介!

このマンガ、タイトルだけだと「なにそれ?」な顔をされること受け合いですが、読み返したらきっとあの熱いストーリーを思い出すはず。
バンダイから発売されたガシャポン、カードダスを中心に1993年〜97年まで講談社コミックボンボンで連載されていた作品です。

<あらすじ>
ウルトラマンがゼットンに破れた数年後、宇宙警備隊の活躍により人間・怪獣・宇宙人が共存可能になった平和な銀河で、ついに宇宙最強を決める『銀河最強武闘会』がはじまった!!

当時SDガンダムを筆頭に流行であったデフォルメをウルトラマンで行い、ウルトラ戦士や怪獣達が装着するメタルブレスト(装鉄鋼)や、ウルトラマンの新必殺技スペシウムアタックなど遊び心が溢れていて、かなり子供心をくすぐるマンガでした。

物語は『メフィラス編』、『ヤプール編』、『ゴーデス編』、『エンペラ星人編』と4編に分かれていますが、84世代の購読時期としては小学校3年生の初期から連載されていた『メフィラス編』がもっとも印象深く記憶に残っているのでは!と言うわけでメフィラス編のあらすじのみをざっくりご紹介。

<メフィラス編>
第1回銀河最強武闘会がついに開催された!ウルトラ戦士、宇宙怪獣、地球人など様々な参加者が集まる中、謎の覆面男の姿が・・・
武闘大会終了直後の舞台裏、謎の覆面男の策略によりセブンが殺し屋ガッツブラザーズに封印されてしまう。ウルトラマンはセブンを救うため試練の星キング星へと向かうが、その隙を突き謎の覆面男ことメフィラス大魔王と四天王によって、ウルトラの星が大ピンチに!!

またこの作品、当時少年の目から見ても「ウルトラマン版ドラゴンボールだよね」と言われていただけあって、

・ウルトラ戦士最弱である闘士ウルトラマンタロウが、仲間の危機にキレて「お父さんをいじめるなー!!」ばりに強敵を脅かすほどの力を一瞬発揮したり
・最強の主人公であるウルトラマン不在の中、ウルトラマンが辿り着くまで仲間のみで強敵に立ち向かったり
・当初は悪の親玉であった「メフィラス大魔王」が銀河全体に迫る危機の為にウルトラ戦士と協力し、力の可能性を秘めたタロウに修行を付けたり

とキャラ設定、展開にかなりオマージュが含まれていたりしました。
代表格で言うと
闘士ウルトラマン=孫悟空
メフィラス大魔王=ピッコロ兼べジータ
闘士ウルトラマンタロウ=孫悟飯

みたいな感じでしょうか?
その他サイヤ人を超える超サイヤ人ならぬ、闘士を超える超闘士というのも存在してたり。

特にストーリー展開はドラゴンボールのラディッツ編やベジータ編を彷彿とさせる熱いものが多く、当時心躍らせながら読んでいた方も多いのでは!

現在単行本は絶版の為購入も難しい上、単行本だけでは未完な状態ですが、なんと復刊ドットコムによりブッキングから単行本未収録分を含めた全4巻が2009年12月より順次発売されるそうです。


※最終巻は2010年6月発売予定

少年時代の熱い気持ちを呼び覚ましたい方!この機会に是非購入してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

CRAC
就職後、小金が手に入る事を良い事に気付いたら漫画を買いまくってるマンガ馬鹿。 エンタメ業界で企画プロデュース業をたしなみ中。

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