ジャンケン未経験者はいないだろうように…
私たちの世代で“アレ”をやったことがない日本人はいないんじゃないでしょうか。
アレです。こーんな…
4個の正方形が連なってできたブロックが上から落ちてくる、アレです。
そう。
『テトリス』
これが開発されたのが…1984年なんです。
テトリス 実は ハチヨン世代!(ちなみに6月6日生まれ!)
テトリスは、1980年代末から1990年代初頭にかけ世界中で大ヒット。
そのヒットぐあいは、記憶のなかにあるのではないでしょうか?
たまごっちのように持ち歩き、
教室で点数の競い合い。
放課後は誰かの家で対戦ゲームして、
今でもブロックがぎりぎりまで積み重なったときの、
急かすような音楽が忘れられません。
あれを聞けば、心かき乱され、なにもなくても焦ります。
元々このテトリス、旧ソ連の科学者アレクセイ・パジトノフ氏らが、
開発した教育用ソフトウェアなのです。
そのため、背景やBGMに、ロシアの建物やロシア音楽が
使われているのに気づいてましたか?
そんなことよりゲームができればいいって?
日本では1988年にセガ・エンタープライゼス(現・セガ)から
発売されたアーケード版(セガ・システム16版)で人気が出ました。
うーんたしかに…ロシアっぽい?
その後、1989年に任天堂からゲームボーイ版が発売され、
大人気となったのです。
国内 出荷本数約424万本。
ゲームボーイソフト単体での史上売上1位を記録しました。
由来
テトリス(Tetris)の語源は
テトロミノ(Tetromino =「4個の正方形をつなげた図形」)とテニス(Tennis)を掛け合わせた造語。
「テトロミノが上から落ちて重なっていく」というルールは、
開発者のパジトノフが水族館を訪れたときに見た、
ヒラメが舞い降り海底と同化したりといった、
ヒラメの泳ぐ姿から着想を得て考案されたのだそう。
テトリスをやりながらヒラメを思い浮かべた人はいないと思いますが、
もう一度見ても、やっぱりヒラメには見えません。
けれども、同い年だと思ってやってみると
大大大ヒットゲームとはいえ、愛着もひとしおなもんです。
日本だけでなく世界中で大人気のテトリス。
もしかしたらテトリスは、
ハチヨン世代で一番の出世頭かもしれませんね。