あなたのPC、人に見られても大丈夫ですか?


あなたのPCを見るのが仕事です

社内SEはいろんな人のパソコンをさわります。

オタクの方々の脂汗がついてぺたぺたするPCから、
かわいいおねえちゃんのシャンプーの匂いのするPCまで平等に扱います。
(たぶん)
PCに罪はありません。

うちの会社はめちゃくちゃ儲かっているわけではないので、
限られた資源をいかに配分するかでいつも悩んでいます。
メールとエクセルしか使わない人にはそれなりの、
外でプレゼンする営業さんには軽くてきれいなノート。
配置転換や人の出入り、状況に応じて
個人に割り当てているPCをトレードしたりすることもあります。
また、持ち込みのPCを社内用に設定したりすることもあります。

当然、データは引き継がなければいけませんが、
残念ながらWindowsではユーザのすべてのデータを完璧に
ボタン一発で簡単に引越しする機能はついてないので、
一生懸命手作業でやることになります。

メールからブックマークからマイドキュメント、
デスクトップ、その他使っているプログラムなど、
徹底的に洗い出してコピーします。
もちろん、わざわざそれらのデータを一つ一つ
じっくり眺めるようなことはしませんが、
きちんとコピーできているかの確認はしなければいけません。

当然オタクの方々のPCにはFF11の攻略サイトや、
フィギュアのサイトがびっしりとお気に入りに入っていたりします。
かわいいおねえちゃんのマイピクチャには、
「ねこ」というフォルダがあったりする一方、
2ch関係がびっしりお気に入りにあったりもします。

仕事上、作業の完了確認は確実にしたいので、
メール画面やブックマークなどの引越しの際には
「これでいいですか? 元のとおり?」
と本人に確認をとるわけですが、
挙動不審に陥る人がやはりたまにはいます。
こちとら仕事なので別に突っ込んだりすることはないのですが、
向こうにとっては冷や汗物のようです。

見られたくなければ自分でやればいい

ちなみに、そういった作業を「自分でやる」、
という方にはそれ以上口出しをすることはありません。
皆さん仕事で忙しいとなかなか作業してくれないことも多いので、
「はやくしてね」とつつきに行くことはありますが・・・。
とにかく、自分できちんとPCを管理できるのであれば、
社内SEは何も言いません。
むしろ自分の仕事が軽減されるので大歓迎です。
ただし「PCを管理する」というのは実際なかなか簡単ではないです。

導入してたった2ヶ月でスパイウェアを3つも4つも飼っていた人もいます。
「壁紙をダウンロードしようとした」とのことですが、
海外サイトで突如現れるウィンドウのOKボタンを
わけもわからず押す以外にそんな事態にはなりようがありません。
「自分がどのような操作をしているかわからない」というのは、
「PCを管理できていない」そのものです。

人間、完璧ではないです。
私も数年に一回くらいはウイルスやら
スパイウェアにうっかり引っかかったりします。
そんなとき自力でなんとかできるようであれば、
自分のPCを完全に御することができるといってもいいかもしれません。
そうでないなら、あけっぴろげで何でも見ていいよ!
という人以外はなんとかしたほうがいいかもしれません・・・。

ウェブサービスを使おう

私もそれなりに仕事中遊んでしまう人間です。
プログラマが8時間も集中するのはほとんど不可能です。
(めちゃくちゃ精神を消耗する仕事なのです)
かなり集中して仕事がはかどっているときでも、
8時間の内、30分〜2時間くらいは遊んでいるかもしれません。

そうすると、ふと開いたページが
かわいいおねえちゃんの記事だったりすることもよくあることです。
1枚2枚ならいいとして、写真がずららーっと並んでいるようだと
さすがに会社で閲覧するのに気が引けるのですが、
閉じてしまうのはもったいない。
じゃあしょうがない「あとで見る」とはてなブックマークに
登録することになるわけです。

もちろん仕事上便利なページもあれもこれもごちゃまぜに登録しているので、
結構大変なことになっていますが、
仕事PCではなくウェブ上に預けておけば
データのお引越しの際に気を揉むことはありません。

プライベートのメールもウェブメールで処理したほうがいいでしょう。
Gmailを使っている人は多いと思います。
まさかグラビア画像を仕事PCに大量に溜め込んでいる人はいませんよね?
全部Tumblrにアップしてしまいましょう。
これで、だいたいのPCは遊び環境を維持しつつ
きれいになるんではないでしょうか! slots

この記事を書いた人

カオル
ぬるオタ。凝り性。好きなジャンルはコミックシティの創作一般・服飾雑貨。狼は生きろ、豚は死ね、フラグはバキバキ
WEB:pixy.in

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