岐阜県:母袋燻り豆腐を食す!の巻


こんにちは。はじめまして。
ギリギリハチヨン世代の新里です。
美大を卒業後、4年間広告代理店で勤務していました。
1年前からフリーの企画屋(デザイナー兼イラストレーター兼マンガ家)をしています。

東京生まれで自分の田舎が無く、長期休暇に友人達がうれしそうに田舎に帰る背中をいつも羨望のまなざしで見つめています。
最近は、お仕事で日本の色々な地方に接する機会が多く、東京以外の地域に興味津々です。
日本中にあふれるその地のうまいものを食べ、幻の自分の田舎に思い(妄想)を馳せ、ここで紹介していきたいと思います。おそらく激渋な連載コラムになると思われます!

さて、記念すべき第一回は、岐阜県郡上のうまいもの!
母袋燻り豆腐(もたいいぶりどうふ)です。
700年以上前の鎌倉時代から作り続けられているという豆腐の薫製です。
かつて山越えの際の携帯保存食として重宝され、現在でも珍しい豆腐の薫製としてお土産や贈答品として人気だそうです。

先日仕事で伺った岐阜県のうまいものを調べていて発見した一品です。
通販サイトのクチコミには「豆腐と言うよりもチーズのような味わい」と書かれており、目の前にチーズを出されたらチーズの言いなりになってしまうほどのチーズ好きの私は、深夜にも関わらず「構わぬ、押せ!」と自分に言い放ち、即座にお取り寄せ致しました!

さっそく箱から取り出すと、竹の皮に包まれた茶色い豆腐が出て来ました。
竹の皮で包まれている感じが、なんだかトトロがさつきにあげたどんぐりの包みのような「良いお土産感」とおにぎり包みのような「お弁当感」をかもし出しています。

カットする時のヌッとした包丁の入り具合はまさにチーズのよう!
期待に胸躍らせ、ひとくち頂くと、薫製の良い香りが広がって、味噌の上品な味と凝縮された大豆の味が!
しかし、チーズかと言われるとチーズではない。何かに例えるならば、スモークチーズには間違いないが、決定的に違うのはチーズのようにしつこく口の中にまとわりつくような感じ、クセが無く、塩分も上品なあんばいなのだ。

山越えの際にこれをむしゃむしゃ食べていたとしたら、この塩分は納得出来る。
おつまみにするならば、同封されていた説明に書いてあったように醤油やワサビをつけるのがおすすめ。マヨネーズは、完全にマヨネーズが勝利してしまうので、個人的には勿体ない感じがしました。

この一品、豆腐でここまでの満足感(腹持ちが良さそうな感じ)ということで、ダイエット中の方やベジタリアンの方にも喜ばれそうな感じがします。

今回新里は、こちらのサイトから購入しました!
【楽天市場】酒のおとも・ご飯のおとも > 母袋燻り豆腐 スモークチーズのようなコクのある味わい:飛騨・美濃すぐれもの

この記事を書いた人

新里 碧
フリーデザイナー兼イラストレーター兼マンガ家。東京生まれの東京在住。地域活性に興味津々の食いしん坊。「故郷」に憧れを抱き、日本中のうまいものを通し、まだ見ぬ故郷へ思いを馳せる妄想家。
BLOG:みどりのやま

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