ニートってなんぞ?


84ismのみなさんはじめまして!あずきです!

つい7月までサラリーマンだったのですが、なにか、なにか自分で事業を起こしてみたい!と思い立ってノープランで会社を辞めて、田舎に引っ込んできて、祖父母の家にご厄介になりながら暮らしています!いわゆるニートです。ニートのくせに「コラムニスト」やってみたいなぁ、かっこいいなぁ、と思いコラムをやらせていただくことになりました。

会社を辞めると言った時は周りの人から羨ましがられました。在職中は上司から先輩から後輩、辞めて田舎に帰ってきてからは家族から友達までみんな。。。みんな苦労してるんだなぁ。

そんなに羨ましいのだったらやってみればいいのに、、、と思いながらもそうはいかないのは重々承知しているので、せめてもの社会貢献ということでニートの生活を追体験してもらえたらと思います!思うこととかいろいろ書かせていただきます!いつまで続くかわかりませんが!よろしくお願いします。

ニートって?

みなさんニートと聞いたらなんと思うでしょう。ある人は憧れと、ある人は蔑みの対象と思うかもしれません。正直あまりいい印象でなさそうですが、なんとなく曖昧な気がしますので、とりあえずニートってなんぞ?ってとこからはじめたいと思います。ニートとは何かを知らずにニートを語っては失礼!ということでてっとりばやくWikipediaでニートの項を調べてみました。
まず一番有名な定義から。

定義
「ニート(Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、教育、労働、職業訓練のいずれにも参加していない状態」

ニート – Wikipedia

参考(PDF):若年無業者に関する調査(内閣府)
まぁみなさんご存知ですよね。元々イギリスで生まれた造語で、義務教育終了後の若年層に対する呼び方だったみたいですね。学生でもなく、働いてもなく、職のための訓練もしていない状態を指します。

公にニート認定されるための条件

日本国政府が定める「ニート」としてカウントしてもらうにはいくつか条件があります。政府機関においてはニートのことを「若年無業者」といいます。つまり「若年無業者」の条件を満たせば、立派なニートと言えるわけですね!!(あんまり嬉しくないけど)それではひとつづつ条件をみていきましょう。

条件その1 年齢制限 「15~34歳」

知らなかったんですが、どうもニート認定されるには「15~34歳」でなくてはならないそうです。

この年齢制限、なくてもいい気がしますが、、、

条件その2 ポジション「学生と専業主婦以外」

「学生と専業主婦以外」でなくてはならないそうです。確かに主婦は立派に仕事してますからね!最近家事手伝うと大変さがよくわかります。。。

条件その3 ステータス 「求職活動に至っていない者」

具体的に、就職活動、つまり求人情報を収集したり面接を受けたりなど、まだしていない状態であることです。

例えばハローワークに行っていたり、フリーペーパーで職を探していたりしていたらその時点でニート認定されない、ということですね。

まぁそこまで一般的な定義とかけ離れていない、という感じでしょうかね?
が、しかし読み進めていくと、、、

※1家事手伝いの扱いについては、自営業者の家族従業員が含まれているのを理由として、現在はニートに含めていない
ん?

僕、一応家事手伝いしてるんだけれども?

さらに・・・
※2
・常用雇用(定義では正社員や派遣労働者)での就労を希望する無業者であれば、具体的な求職活動に至っていない場合でも「ニート」には分類しない。

・アルバイトやパートでの雇用形態で就労を希望する無業者のうち、求職活動に至っていない者であれば「ニート」、これらの雇用形態での就労を希望していたり、具体的な求職活動に至っている者であれば「フリーター」に分類している

一応希望としては自営業だから、、、だめ?

あ~、ということで、今しがた判明しました。僕はニートとしてカウントされない、ただの27歳無職男性でした。(どーん。)

マジかよ。。。

重要な「ニート世代」

条件のひとつ、15~34歳までの年齢制限について気になったのでインターネットで調べてみたところ、納得感のある話が一つありましたのでご紹介します。

語源について、元々イギリスのものだと書きましたが、イギリスのそれは日本のイメージするニートとは異なります。イギリスのニートは15~19歳が対象となります。なぜその年齢かというと、それは義務教育終了後、高等教育を受けることができない、または高等教育を受けていないがために職につけないという就労問題の対象者をさす言葉だからです。なんだか日本より深刻な気がしますね。
対して日本のニートの年齢制限、15歳から34歳というのは年金と関係があるとしています。年金受給資格は25年間以上、国民年金を支払わなくてはならず、日本の一般的な定年年齢の60歳から逆算すると34歳の時点から働き続ける必要があります。つまり義務教育終了後の15歳から年金受給資格ぎりぎりの34歳までの、そろそろ働き始めてもらわなくては困る世代をピックアップするための言葉ということになります。

おさらい

おさいらです。ニートとして認定されるには、

1、15歳から34歳までの

2、学生、専業主婦でなく、または家事手伝いをしておらず、

3、正社員や派遣労働者は希望せず、求職活動を行っていないこと

を満たさねばなりません。
どうでしょうか。ニートという呼称の意味が分かるとおちゃらけてニートニートと言うのもいかがなものかと思いますね(キリッ。とは言っても経済の悪化にともない雇用情勢も不安定ですから、ニート問題がこれからさらに深刻化する可能性も十分あるわけです。なんだか記事のノリも変わってきてしまいましたが!同世代のニートのみなさんや、僕のようなニート予備軍のみなさんの自身のポジションを見直してもらうきっかけになれば幸いです!

この記事を書いた人

あずき
サラリーマンから無職独身男性に華麗に転身。とりあえずで走り出しちゃった自称夢見るニート。

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