SEのあなたが美容師に対抗できるたった一つのナンパ術


SEのあなたが美容師に対抗できるたった一つのナンパ術

美容師みたいにモテたい!

美容師といえばモテの代名詞ですが、それは彼らが女性の神聖な髪を触る職業だからです。髪を触られるということは、女性にとっては全身を委ねるに等しい一大事。だからこそ美容師を信頼するし、気に入らないカットをした美容師は一生許されません。

私もどうにか、さして親密でもない女性の髪を丹念にいじくりまわした挙句、仲良くなりたいと思っているのですが、美容師でもイケメンでもない私が、そういうことをすると間違いなく逮捕されてしまいます。そこで、ここは柔軟に方針を転換して、髪をこねこねするのは、なんとかして女の子と仲良くなった後にしたいと思います。

はい、そうです、SEはパソコンが使えるではありませんか!これを使わない手はありません。これを使うしか手がないとも言います……。

男なら、自分の土俵で勝負!

先ほど「女性にとって髪を触られるのは全身を委ねるに等しい一大事」と言いましたが、パソコンだってそう遠いものではありません。これだけ情報化が進んだ社会では、情報端末というのは命綱に匹敵します。それをこの手に牛耳ることができれば、ゴールがなんだか近づきそうですね! くわえて、こちらはプロ、向こうがズブの素人であれば、まさに医者と患者、全知全能の神と迷える子羊さながらの関係です。

女性というのは、理由があれば想像力貧困な男どもの思っている以上に大胆に融通のきくものです。特に「パソコンの調子が悪いから診断してあげる」などというと、何迷う事なく部屋に入れてもらえます。(もちろん、口が臭いとか、喋り方・態度が不愉快とか、なんか生理的にダメとか、そういう最低限の足切りはクリアしていること、人としてそれなりに好感を持たれているのが大前提。そこで引っかかる人はおそらく女の子にパソコンを触らせてもらう事自体が困難であると思われますので、ここではそういう可能性は除外して話を進めます)場合によっては、プライベートで初めて会うのがおうちデートなんてこともあるでしょう。ただし建前的には電気屋さんにクーラーを設置してもらうのと大差ないので、調子に乗って「おうちデート! おうちデート!」などと、はしゃがないよう気を付けましょう。

やることは超簡単でしょ?

パソコンに詳しくない人のパソコンは、プロから見るとひどい状況になっていることがほとんどです。
ありがちな例をあげると、

「デスクトップにインターネットプロバイダ加入アイコン等、使わないアイコンが大量にある」
「使わないスタートアップ、常駐プログラムが大量にある」
「WindowsXPなのにメモリが256Mしかない、Vista、Windows7なのにメモリが512Mしかない」
「マウスが激遅」
「Jwordが入ってる」
「Yahooツールバーが入ってる(使ってない)」
「楽天ツールバーが入ってる(使ってない)」
「ウイルス対策ソフトが入ってない」
「ウイルスセキュリティZEROを使ってる」
「ウイルスバスターを使ってる(更新期限切れてる)」
「ウイルス・スパイウェアだらけ」

などなど挙げていけばきりがないです……。重要なポイントとして、彼らはそれを全く問題と思っていなかったり、何か気持ちが悪いと思っていてもなんとかするという発想がなかったり、何とかしたいと思ってもどうしていいか分からないことが非常に多いです。日本人には常識なウォシュレットや自動販売機が、海外の人から見ると「そんなこと考えもしなかった、オーイッツァワンダホー!」となるのと全く同じです。彼女は自分のパソコンがこんなにも快適になるなんて想像もしなかったでしょう。プロメテウスが与えるまで、人類は火という存在を知りませんでした。それほど、あなたが彼女のパソコンをさっぱり爽快にしてあげるというのは、彼女があなたに畏敬の念を抱くに足る事柄なのです。

もう彼女は毎日そのパソコンを使うたびに、あなたの顔を思い出すこと間違いなし!

サポート体制も万全に!

一度パソコンの面倒を見てあげると、その後も何かしら相談されることになると思います。これはもう「向こうからデートに誘ってくる」のと、ほとんど違いないですよね……!

気に入ってもらえると再指名がくるのは、美容師もSEも同じですが、美容師はあくまで店員とお客さん、しかも他の店員やお客さんの目があったりと、いろいろと乗り越えるべき壁はあるように思います。それに対してこちらは、場所の小回りも利くし、二人きりになるのも簡単! アフターも美容師よりずっと難易度が低いでしょう!

「サロン系? はいはいモテモテでいいですね!」

なんてひがんでいるSEのあなた! 勝負に持ち込みさえすれば、SEだって独壇場ですよ!

この記事を書いた人

カオル
ぬるオタ。凝り性。好きなジャンルはコミックシティの創作一般・服飾雑貨。狼は生きろ、豚は死ね、フラグはバキバキ
WEB:pixy.in

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