社会人だけどいい歳してヒッチハイクやってみた


Hitch hike

84世代のぼくらが小学校6年生のころ
『進め!電波少年』というテレビ番組の企画で、猿岩石というお笑い芸人が
ユーラシア大陸を「ヒッチハイク」で横断する企画やってました。

ヒッチハイク。

きっと誰もが一度はやってみたいと思ったことがあるでしょう。
ということで世界一周とはあまり関係ありませんが
25歳にもなって東京~四国をヒッチハイクで往復してきました。

何分くらいで車つかまる?

 
正直、思っていたより簡単に乗せていただけました。
平均するとちょうど1時間くらいでした。ただし、条件によってだいぶ異なります。

往路(東京→四国)  台数:2台 / 待ち時間:15分
復路(四国→東京)  台数:6台 / 待ち時間:1時間30分
四国内での短距離移動 台数:3台 / 待ち時間:30分

往路は非常に運がよく、東京から徳島までわずか2台で到着。
待ち時間も平均15分くらいでした。

ちなみ往路と復路に大きな差があるのは、往路はゴールデンウィーク中で車が多く
復路はゴールデンウィーク終了後で、しかも夜中だった為です。

ですので、もしヒッチハイクに興味があるなら
車が多いお盆休みやゴールデンウィークなどがおススメです。
(渋滞に巻き込まれる危険はありますが…。)

どうして乗せてくれるの?

理由を訪ねてみたところ「話のネタになりそうだったから」「面白そうだったから」
という理由が一番多く、次いで「眠気ざまし」になどです。
「かわいそう」だったからという人もいました…。

ちなみに、合計11台に乗せて頂いて男女比は下記のような内訳です。

夫婦・カップル:3台
男性のみの車:6台
女性のみの車:2台

僕らが男性2人組だったということもありますが
やはり男性の方がたくさん載せてくれました

ヒッチハイクに必要な持ち物は?

■スケッチブック
テレビでよく見るような感じでスケッチブックを掲げて車を止めます。
ダンボールでもいいですがたくさん目的地を書けるスケッチブックがおススメです。
見やすいように大き目のサイズを選びましょう。

■太いマッキ―
これは絶対的に細いマッキ―より太いマッキ―のほうがおススメです。
細いマジックで大きい字を書くと、文字自体が薄くなるし、書く時間かかります。
太いマジックだと濃くて大きな文字を短時間で書けます。

■懐中電灯
暗い場所や、逆行の場所でスケッチブックを照らすのに使います
ずっと持ちっぱしになるので、軽いペンライトがいいでしょう。
予備の電池もわすれずに。

■地図(高速道路名、サービスエリア名がわかるもの)
特に大阪、名古屋付近の高速はごちゃごちゃ入り組んでいます。
高速道路名と、パーキングエリアの名称が簡単にわかるドライブ用の地図がいいと思います。

「○○県まで行くから途中で下すよ。どこで下せばいい?」
「○○パーキングエリアまでなら乗っていいよ」
と言われてもiPhoneのGoogleMapだと
とっさには探せないのでちょっと苦労しました

■バッグはグイッと押し込めるもの
乗せてくれる方の車が、帰省中で荷物がギュウギュウという場合があります。
キャリーケースなどの変形できないバッグは車に載せにくい場合もあるので、
バックパックやボストンバックなど隙間にグイッと押し込めるバックがいいでしょう。

■GPS付きの携帯
見知らぬ土地で最寄りのコンビニや銭湯・温泉を探すのに便利です。
iPhoneなどのスマートフォンの場合は、近くの施設を探せるアプリを入れておくと尚便利。

ヒッチハイク時のポイント

■なるべく少人数で
3人以上だと、せっかく車が停まってくれても乗りきれない場合があるので
1人~2人の少人数でいきましょう

■笑顔を心がける
ムスッとしてる人は車に載せたくないですよね。常に笑顔を心がけましょう!

■何かしら声を出す
長時間、無言で笑顔だと顔が引きつります。
別に聞こえなくてもいいので何かしら声を出しましょう

■動きをつけてアピール
ただスケッチブックを持ってつったっているだけでなく
熱い視線をおくるなり、親指を立てるなり、手を振るなりして
「あなたに乗せてほしいんです!」とアピールしましょう

■感謝の気持ちを忘れずに
あえて説明はしません。

場所選びのポイント

■高速道路の場合
サービスエリアの駐車場の出口付近がやりやすかったです。
車のスピードも遅く、とくにガソリンスタンド近くは明るくて夜でもやりやすい。

■一般道の場合
片側1車線~2車線の大きすぎない道を選びましょう。
大きな道は車のスピードも速く、交通量も多くて停車がむずかしいです。

目的地が遠い場合は、バイパスなど大きな道につながる脇道でやるといいです。
路肩が広い道など、車の停車しやすい場所を選んでヒッチハイクしましょう

車内でのポイント

■職業はオブラートに
乗せてもらった後のお決まりのトークに
「普段は何やってるの?」と職業を聞かれるものがあります。

もし、あなたが学生なら正直に「学生です!」と答えましょう
「そうかい。何を勉強しているの?」と会話も弾むことでしょう。

しかし、84ismを見ている人はおそらく20代前半~後半の
社会人が多いと思います。きっと会社で働いている人が多いはず。

そんなあなたが「会社員です!」「OLです!」「自営業です!」
と言った瞬間「え、あ、ちゃんと働いてるんだ・・・。」と
車内の空気がちょっと不思議な感じになります(体験済)

あなたがWEBデザイナーなら「働きながらデザインの勉強をしています!」と言ったり、
うまい言い回しができない職業なら「夢の為に働いてお金を貯めています!」など
嘘がない範囲でオブラートにつつみましょう。

■寝たら死ぬぞの精神で
自分が運転しているときに友達が寝てるとイラッとすることってありますよね。
知らない人ならなおさらです。

むしろ眠気覚ましに乗せてくれる人もいるくらいなので寝たらとっても失礼です。

「疲れてるでしょ?寝ていいよ」と言われない限りは
なるべく寝ないように頑張りましょう。

ヒッチハイクの魅力

■交通費の節約
目に見える1番わかりやすいメリットはやはり交通費の節約です。
東京 ⇒ 徳島 ⇒ 香川 ⇒ 東京 とかなりの長距離を移動しましたが
かかった交通費は香川で乗った直島行きのフェリー代 1,020円だけでした。

■人との交流
やっぱり乗せてくれる人にはちょっと変わった人が多く(みなさんごめんなさい)
ホスト、キャバ嬢、国家公務員、蕎麦屋さん、自衛隊、銀行マン、自称プロレスラーなど
職業のバリエーションも非常に豊かです。

普段、異業種交流会とかでも会えないような職業のひとも多く
みなさんの人生の経験談や、考え方など学ぶところとても多かったです。

「今度サービスするからうちのお店に食べにきなよ!」
「おごってやるから今からラーメン食べこうぜ!」
「泊るとこないなら、うちに泊っていく?」

などなど、温かい言葉もたくさんかけてもらえました。
こういう人との交流が一番の魅力じゃないかと思います。

ヒッチハイクは20代のうちに!

先述の「職業はオブラートに」の話からも分かるように
やはり若者だからヒッチハイクして乗せてもらえるという感は否めないと思います。

84世代は、もうなんだかんだで四捨五入すると30歳。

童顔の人はまだまだいいかもしれませんが
僕をはじめとする老け顔の人はそろろそやっとかないとキツイかもしれません!

※今回のヒッチハイクはアマチュアヒッチハイカーよこたゆうき君@beanmark222222にいろいろ教えてもらいました!彼は現在ヒッチハイクで日本一周中なので興味ある人はtwitterでフォローしてみてください。

この記事を書いた人

宮田昇始
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インターネットでご飯を食べています。フジロックが生きがいです。株式会社KUFUという会社をつくりました。Webクリエイターのスキルを数値化する「SKILLSAND」というWebサービスやってます。
BLOG:ミヤショウBLOG

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