番外編:エンタメが世界を救う!


ちょっと映像から離れますが、
とあるニュースを見て、ふと感じることがあったので、
僕が思ったことを書かせて頂きます。

1984年、我々が生まれた年に、大きなプロジェクトがありました。
そして、25年の時を経て、再び、そのプロジェクトが実行されました。

We Are The Worldです。

1984年はアフリカの飢餓と貧困を解消するために、
2009年はハイチ大震災の被災者のために、
世界中のアーティストたちが集まって作ったキャンペーンソングです。
(元は単にWe Are The Worldの25周年を記念してリメイクしようとしたそうですが、急遽、ハイチ救済のプロジェクトに変更されたそうです)

美しいバラード調のメロディーラインに、シンプルな歌詞で、
英語がしゃべれない人でもわかりやすい歌になっていると思います。

昔、学校の英語の授業で聞いた人も多いのではないでしょうか。

聞いてみるとわかるのですが、
同じメロディーなのに、歌うアーティストによって
まったく異なる味が出ています。
僕はそこに、同じ歌の中でも自分のオリジナリティを出そうとする
アーティストとしての誇りを感じます。

残念ながら、1984年のメンバーは二度と揃うことはありません。
マイケル・ジャクソンがもうこの世にいないからです。

2009年バージョンには、セリーヌ・ディオンやウィル・アイ・アムなど
新しいアーティストも加わり、
マイケル・ジャクソンの代役は、
妹のジャネット・ジャクソンが努めるようです。

さて、ここで本題ですが、エンターテインメントには人々を救う力があると思います。
普段生活している中では、単純に娯楽として、人々を楽しませるものとしてしか、
その役割を果たしていないし、みんなもあまり意識せずに触れていると思います。

でもよく考えてみてください。
映画にしろ、ゲームにしろ、漫画にしろ、ドラマにしろ、音楽にしろ、
時として大きな感動を得ることってありますよね?
感動する要因は人によって様々だと思います。
「単に自分の嗜好に合っていた」ということもあれば、
「自分の境遇に似ていて感情移入してしまった」ということもあるでしょう。

でも、そのストーリーや主人公の姿勢、または歌の歌詞を見て、
「自分もがんばろう」
「明日からも明るく生きていこう」
っていう気持ちになること、あると思うんですよね。

そう考えると、エンターテインメントは、
時に現実とかけ離れたこともあるように思いがちですが、
実は現実を生きていくための勇気を僕たちに与えてくれているんじゃないか、
と感じるときがあるんです。

このWe Are The Worldもそうです。
歌というエンターテインメントを通じて、
困っている人たちに勇気を与えようとしています。

まあ僕も自発的に気づいたわけじゃなく、
何かの本に「ファンタジーには人を救う力がある」みたいなことことが書いてあって、
そこで初めて、「そう言われてみれば・・」って感じたんですけど(笑)

でも、このプロジェクトはすごいですよね。
よくここまで人が集まりますよね。
世界のトップスターって、自分だけじゃなくて、
まわりの人のこともすごく考えているような気がします。

あのマイケル・ジャクソンだって、
いろいろニュースになっていましたけど、
「愛で世界を平和にしよう」っていう姿勢がすごく表れていました。

エンターテインメントはあくまでも娯楽の域を出ませんが、
時に人を救う力があるんだということを、
ちょっと意識して頂ければ、これまでとは違った見方ができるんじゃないかな、
と思ったりする今日この頃です。

この記事を書いた人

まろ
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日本最大級?のポータルサイトで働いてます。広告営業から始まり、今は組織改善系のお仕事。趣味はゲーム、映画、水泳、ファッション、テキーラ、など。

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