はじめまして。エンタメコラム担当のまろと申します。
普段は某ポータルサイトの広告販売をしております。
ふと自分の人生を振り返ってみると、
5割がゲーム、残りの5割がドラマと映画で構成されているという、
まさに映像と共に歩んできたような気がします。
ゲームもドラマも映画も、
ハチヨン世代だからこそ見てきたもの、感じてきたことがありますよね。
そういったことを、ここで書いていくことで、
改めてコンテンツの素晴らしさを世に知らしめたいと思います(笑)
というわけで、まずは僕の人生の半分を占めてきたテレビゲームについて、
今回は書かせて頂きます。
「ゲームなんて・・・」と思うことなかれ。
ちょっと昔を思い出してみてください。
フローラとビアンカで悩んだり、
エアリスの死に涙したり、
ほら、わかる人、結構いるんじゃないですか?(笑)
ハチヨン世代って、けっこうゲームっ子、多いと思うんです。
記念すべき第1回目のコラムということで、
我々の生まれた1984年と絡めたかったのですが・・・
残念ながら何もありません。
みんながよく知っている「ファミコン」は1983年の発売だし、
あの世界一有名な土管工、マリオが登場するのは1985年なのです。
でも、ハチヨン世代が(おそらく)初めて触れたテレビゲーム機ということで、
ファミコンを取り上げたいと思います。
まずは、こちらのCM。
どうです、この安っぽい感じ(笑)。
ファミコン(正式名称:ファミリーコンピューター)が
日本で最初のテレビゲーム機だと思っている人も多いようですが、
実は、ファミコンはかなり後発のテレビゲーム機なんです。
ファミコンが発売される前にも、日本にはいくつかのテレビゲーム機がありました。
任天堂も、「テレビゲーム6」を出していたし、
エポック社から、「カセットビジョン」というものも出ていました。
テレビゲーム6(出典:ウィキペディア)
カセットビジョン(出典:ウィキペディア)
ファミコンが発売されるまで、20種類近くもテレビゲーム機があったんです!
じゃあなんで後発組のファミコンが、こんなにも有名なのか。
僕もファミコン以前のテレビゲーム機で遊んだことがないため、
実体験からお話できずに恐縮なのですが、
「値段」と「性能のよさ」がその要因だそうです。
当時発売されていたテレビゲーム機は定価で3万円以上することが多く、
一般消費者にはなかなか受け入れられなかったのだとか。
それに比べて、ファミコンは定価14,800円と半額以下。
さらに、任天堂はこのファミコンのためにリコーと共同で
テレビゲーム機専用のチップを開発し、当時としてはキレイな画像表示を可能にしたため、
その高性能さがウケたようです。
その他にも、ファミコンって今考えると面白い機能がいっぱいありましたよね。
コントローラーのマイクに向かってしゃべると、テレビから自分の声が聞こえたり、
ディスクシステムやロボットなど、周辺機器も充実していたりと、
遊び心や工夫がたくさんありました。
こういったところに、
任天堂の「まわりの人を楽しませよう」という姿勢を感じませんか?
それが現在のNintendo DSやWiiにも生きていて、
常にゲーム業界に新しい風を巻き起こせているんだと思います。
さらに任天堂って、すっごくユーザーのことを考えているんです!
マリオにしろ、新しいゲーム機にしろ、複雑な操作を必要とせず、
誰でも簡単な操作で遊べるものが多いじゃないですか。
だから、多くの人に愛されているんですね。
「まわりの人を楽しませよう」とする姿勢と「誰でも簡単に遊べる」ものを作ろうとする意識が、
ゲームに限らず、コンテンツとしては重要なのではないかと個人的には感じております。