ハチヨン世代の映像コンテンツ事情ということで、
これまで、ゲーム、テレビドラマについて書かせていただきました。
3回目となる今回は、映画において、
ハチヨン世代の思い出となる一作に触れてみたいと思います。
1984年、実はかなり有名な映画がたくさん公開されていたんです!
『インディージョーンズ』、『ベスト・キッド』、『ポリスアカデミー』
『グレムリン』など、後にシリーズを通して大ヒットとなる映画が
たくさんありました。
日本映画だと『風の谷のナウシカ』が3月に公開されてます。
(1984年3月は厳密には84世代ではありませんが)
そんな中、今回テーマとして挙げるのがこれ!
『ターミネーター』です。
現在は4まで公開され、すでに6まで制作の見通しが立っているこのシリーズ。
その第1作目が1984年10月26日、全米で産声をあげました。
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近未来、人間軍と機械軍は激しい戦争を繰り広げていました。
機械軍のボスであるスカイネットというコンピューターは、
この戦争を終わらせるため、人間軍のリーダーであるジョン・コナーを倒そうと、ある作戦を実行に移しました。
ジョン・コナーの存在を歴史から抹殺すること。
そのために、過去にサイボーグを送り込んで、
ジョンの母親、サラ・コナーを殺そうとするが……。
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ざっくりいうと、こんなストーリーですね。
もちろん、人間軍だって黙っていませんよ。
ジョンは部下であるカイルを過去に送り込み、
自分の母親を守ってもらいます。
そして、このカイルこそが、ジョンの父親となる人物なんです。
不思議ですよね。
自分の部下が、自分の父親になるなんて。
未来からやってきた悪のサイボーグと戦うというSFの世界観、
時間を超えて繋がる登場人物、
ハリウッドならではのド派手なアクション。
これが僕の中では『ターミネーター』が面白いと思える3つの要因でした。
主演のアーノルド・シュワルツェネッガーはこの作品で悪役のサイボーグを演じ、アクションスターとしての確固たる地位を築き上げました。
84世代の中では、「シュワちゃん」って、
けっこうヒーロー的ポジションだったりしませんか?(笑)
でも、忘れてはならないのが、この映画の監督。
誰だと思います?
そう、今『アバター』で世界興行収入の記録を塗りかえた
ジェームズ・キャメロンなのです!
これまでも何本か映画を撮ってきたキャメロン監督ですが、
実はどれもヒットに恵まれず、
この『ターミネーター』を機に、売れっ子監督としての人生がスタートしたのです。
きっとどんな人でも、
「自分の生まれた世代には特別な何かがある!」と考えると思います。
でも、エンタメ分野でこうもハチヨン世代とタイミングが重なると、
なーんか、運命的なものを感じちゃいますね(笑)
日本の映画も好きですが、
映像表現がいつも最先端なハリウッドの映画の方が、
個人的には好きです。