美容師の魅力~パーソナルブランディング~


自分の魅力を伝えるということ

パーソナルブランディングにはいくつか方法があると思う。
美容師がパーソナルブランディングを確立するのも一緒だ。

ようやく、ブログやSNSと言われるTwitterやfacebook(ソーシャルメディア)の波が訪れている美容業界で、これらのツールを使ってパーソナルブランディングをしていく方法を少し考察してみようと思う。

魅力を伝えるということ

少し前まで、自分の作品を数多くの人に知ってもらうには二つしかなかった。

■自社で運営しているWebサイトやメディアで紹介する
:Owned Media(オウンドメディア)
■他社が運営するメディアの枠を買って紹介する
:Paid Media(ペイドメディア)

上記のメディアで紹介するには、社内でオーナーの「Yes!!」をもらわなければならなかったり、もちろん他社運営メディアに多額な費用を支払って「作品」を知ってもらうしかなかった。
しかし、■Earned Media(アーンドメディア)と言われる、ソーシャルメディアが普及してきたことにより「作品」を知ってもらうという導線が変わってきたのである。
従来は売り出し方によって、紹介する「作品」を選んでいたことだろう。そこに、「是非自分の作品を!」と思っても会社、サロン、流行の意向がマッチングしていなかったり立場によって紹介される「作品」は自分のものでないことがあったとだろう。
そこで、自分の作品を発信していきたいと考えた美容師がとった行動がブログやSNS、Twitter、facebookである。

これは、オウンドメディアの様に紹介される「作品」を選ばれることもないしペイドメディアの様に費用を払って「作品」を紹介する必要もない。
ただ一つ必要なことと言えば「作品」を作り発信する。ということだけなのである。

ソーシャルメディアに作品を載せるだけでいいのか

答えは「いいと思う」である。
なぜならば、使い方に良いや悪いという答えはない。
しかし、ソーシャルメディアに掲載しているのであれば「こう使ってみると良い」とか「こういう意図で使ってみたら良い」という事はいくつかある。

従来の「作品」の紹介方法ではなかなか、それを見たユーザー(見込み客)とのコミュニケーションをとることが難しかったはずだ。
しかし、その土俵がソーシャルメディアに移り変わることによりユーザーとのコミュニケーションが比較的容易に行うことができるようになった。
それはつまり、コミュニケーションがWeb上で行えるということである。

afloatという美容室に勤務しているshu tashiroさんという<方のサイトには数多くの「作品」が掲載されている。

Web上で行えるメリット

Web上でコミュニケーションを取ることにより、実店舗に来店してもらった際に話せる内容が深かったり好みがわかっていたりと何かと不便が減る。さらに言えば、そのお客様が店を後にしたあともリレーションを取ることが可能になるのである。

ソーシャルメディアでアプローチして来店して頂いた人には、ソーシャルメディアによってリレーションすることができる。

これは魅力的だろう。これからは美容師個人がどんどん発信することにより、新たな価値を伝えていくことができる新時代に突入したのではないかと思っている。