はじめまして。この度ライターデビューする茂野と申します。
現在はIT業界(主に携帯電話やブロードバンド)で研修事業を担当しており、その中で感じたこと、業界に関連することを発信していきます。
第一回の今回は携帯電話市場とそこで働く方のお話です。
日本市場を活性化するスマートフォンの登場
いま携帯電話業界では「スマートフォン」の販売が大きく伸びている。
下記のグラフでも分かるとおり、世界的にみれば72%増、日本国内においては前年比約3.7倍と大幅に構成比を拡大し飽和状態になっている市場を活性化させている。頭打ちと言われた業界にとっては大きく浮上するきっかけになるかもしれない。それだけ革新的な商品だけに現場が抱える問題も大きい。
フィーチャーフォンからスマートフォンへ~市場(商材)の変化と影響~
利用方法が限定されていたフィーチャーフォン(日本で主に流通している一般の携帯電話)とは違い、スマートフォンは「自由なカスタマイズ性とパソコンのような利便性」が特色である。
いままでは携帯電話の知識の習得だけで済んでいた販売員はパソコンやアプリケーションの知識を学ばなければならない状況に追い込まれてしまったのだ。
しかし、現在の販売の多くは「指名買い」といわれるもので、お客様から「この機種を買いたい」と来店され、特に労せず契約に至るケースだ。
その様な状況のために「知識が不足し、いざ質問をされても回答できないスタッフ」が増えており、場合によってはより詳しい顧客から教えを請う場合も少なくない。
特にこれからメインターゲットになるであろう主婦や中高年は俗にいう「リテラシーが低い層」である。
つまり、より具体的で分かりやすく、利用シーンを想定した訴求が必要になってくるのだ。
得るものとモチベーション>
プロの領域にまで高めた携帯電話のスキルだけでは対応出来なくなった事実に対して悲観的に捉えているスタッフがいるとも聞こえてくる。
しかしそこで得られるスキルはこの先、役に立つ可能性を大いに秘めている。
・スマートフォンの知識
・アプリケーションを使った利活用
・料金、通信環境の最適化による経費削減
どれも私が法人営業時代に相対したお客様(法人)が苦労していたものばかりだ。
通信業界で培ったスキルはきっと他の業界に移った際にも強みになると思う。通信業界の最前線に立っている”価値”を感じることでモチベーションを高く維持し、将来を見据えた取り組みをいまから実践していって欲しい。
それをサポートできる「IT研修」を通してこの業界を盛り上げていきたい。