はじめに
日本人に生まれ、ごく普通の生き方をしてきたのであれば「桃太郎」という昔話を知らない人はおそらくいないと思います。しかし、そんな「桃太郎」にアメリカ版が存在することは意外と知られていない事実です。
そこで今回はアメリカ版桃太郎をもっと知りたい!と願うあなたの欲望を叶えます。
日本版桃太郎
まず、アメリカ版桃太郎を知る前に日本版桃太郎のあらすじをざっくりと振り返ってみましょう。
かなり削ぎ落とす形になりましたが、だいたい日本版桃太郎のあらすじはこんな感じです。
それでは上記であげた箇所がどれだけアメリカ版では変化しているのか比較してみたいと思います。
アメリカ版桃太郎
日本版桃太郎では、おばあさんは川に洗濯に行っていましたが、アメリカ版桃太郎では、最近、日本にも上陸して話題になったセクシーレストラン「フーターズ」に面接に行ったそうです。これは女性の社会進出率の高いアメリカ経済を色濃く反映しています。専業主婦に納まらず、ホットパンツと胸を強調したタンクトップを着て一生懸命働くおばあさんの姿にニューヨークのキャリアウーマン達は自分を重ねていることでしょう。
日本版桃太郎では、桃はどんぶらこどんぶらこと流れてきましたが、アメリカ版桃太郎では大きくChangeされており、桃はYesWeCan!YesWeCan!と流れてきたそうです。昔話の一文をも変えてしまう影響力の高さにオバマ大統領への期待値の高さが感じとれます。
起訴大国アメリカらしい変更です。「鬼よりも危険なのはカロリーの高い食事を提供するマクドナルドなり!」と声高々に叫ぶ桃太郎こそが鬼なのかもしれません。こんな馬鹿げた裁判でも勝訴してしまうところにアメリカという国の恐ろしさを感じますね。
アメリカ版桃太郎ではお供は4匹のミュータント忍者タートルズに変更されています。たしかに犬・猿・キジよりも宅配ピザを好む彼らの方が頼もしいかもしれません。世界最強の軍事力を保持しているアメリカらしい変更です。
アメリカ版桃太郎は「結局、一番強いのはワイフでした!」というまさかのアメリカンジョークで終わります。アメリカ人にとっては昔話もひとつのコメディーに過ぎないのかもしれません。
最後に
いかがだったでしょうか?日本版と比べてあまりにも違ったので驚かれた方も多かったと思います。しかし、国民的アニメのドラゴンボールがアメリカでは全く別物になっていたのを考えると、これくらいの変更はまだまだ生易しい方なのかもしれません。次回は、日本版の「まさかり担いだ金太郎」とアメリカ版の「チェーンソー担いだ13日の金太郎」を徹底比較したいと思います。お楽しみに!