自演乙とARとサキエルと


自演乙選手とARによるコラボ

ニュースでもお伝えしたように、
ハチヨンファイターの長島☆自演乙☆雄一郎選手とAR三兄弟とのコラボ企画が、
先日の7月5日に、代々木第一競技体育館にて行われました。
ハチヨンファイターとAR三兄弟が夢のコラボ!

この試合は、自演乙選手のK-1WORLDMAX2010世界戦の初戦ということで、世界を舞台にした大事な試合なのです。

相手は強敵のブラジルのアンドレジダ選手。
そんな大事な試合に、
毎回入場パフォーマンスが期待されている自演乙選手ですが、
その入場の企画について、私が発案させていただき、
史上初の「格闘技×AR」
というコラボ企画を提案させていただきました。

きっかけは、
84ismでインタビューさせてもらったときに、
「IT格闘家を目指す」
というお話を受け、ARなどに興味があるということで、以前から親交があったAR三兄弟さんのご協力のもと、今回のコラボへといたりました。

今回の企画、
なぜにサキエルか、というご意見もあるかと思う人もいるかと思います。
その辺も書き出すと長くなるのですが、
簡単に言うと、
「王道なコスプレは基本やらない」
「みんなを良い意味で期待を裏切りたい」
という自演乙選手の思いがあったことだけ言っておきます。

ARの演出を行うということで、
ある程度メジャーなものをやらないと見ている人が分からんということだろうということで、
一度箱根でARが行われたエヴァをもとに、あれとは違う、「自演乙ワールド」をARと入場パフォーマンスで行いたいということです。

演出面に関して、
AR三兄弟さんから、ARらしさのご提案もいただきつつ、
自演乙選手が実現したいような演出を検討し、実際にあのような形になりました。
色々と、カメラ技術面や演出面、中継面での懸念事項が多数存在し、
それらを一つづつ課題を解決しながら、あのようにほぼリアルタイムでARを表現させることに成功しました。
実際に、会場に来てくださった方々にも、あのARの様子は会場のリアルタイムでスクリーンに投影されていたため、TVで見てもらった人と同じ様子が、会場にいる人にも見せることができました。

実際に、自演乙選手やTBS関係者、AR三兄弟さんらと打ち合わせしてしている様子です。

また、今回の企画は、
「格闘技×AR」
という史上初の試みということで、
見てもらう方々にも、その試みを知ってもらおうと、
対戦カードが決定したときの記者会見でも、格闘技とITをコラボさせるという発言や、
自演乙選手のブログにも、今回のテーマである”エヴァ”に関するヒントをちりばめていました。

対戦カード発表記者会見にて。
ここで、「箱根で行ったエヴァ的な何か」
という、分かる人には分かるような発言をしたのですが、会場にいる格闘技記者さんは、
「なんだろう?」
というクエスチョンマークが蔓延してました(笑)


軽量を終えた前日記者会見にて。
ここでは、ブログで
「K-1はいいよね。K-1は石井館長が作った文化の極みだよ」
という、エヴァでも有名は台詞をもじった言葉をブログに書き、
そのセリフを実際にしゃべった渚カヲルくんコスで会見に挑むという仕込みっぷり。
あと、実はここで、”使徒”つながりという伏線も張っていたのですが、さすがにそれは誰も分からなかったかと思います(笑)

実際にARの動画撮影ということで、
某日にTBSのスタジオで、冒頭の自演乙ソング(桃井はるこさん作)で踊るシーンにて、
ARで自演乙選手がこれまで着たコスプレをフラッシュバックにしたARを撮影するということで、練習が終わって疲れているにも関わらず撮影を行わせていただきました。

ここで、お知らせ用のyoutube動画も撮影させていただきました。

多くの課題をクリアして


ただ、今回の懸念事項として、
実際に中継カメラでARが映るのか。
カメラワークや複数のカメラを稼働させたときに大丈夫なのか。
という問題点がやはり大きな課題でした。
TBS側も、AR自体がほぼ始めてのレベルですし、
しかもそれを中継カメラで撮影し、それをリアルタイムで会場やTVの方々に映し出すということで、この点が一番解決しなければならないところでした。

ということで、
なんどもカメラテストを行い、実際にARがでるのか、
どの程度の画質になるのか、どれくらいまでカメラを離しても大丈夫なのか、
などを問題点を何度も洗い出しながら仮説→検証の繰り返しを行ってきました。

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なんとかカメラの問題や、演出の面もクリアし、
あとは本番を迎えるだけ。
ただ、リハーサルが当日本番前までとれず、30分という短い時間の中で、
最終的なカメラのリハーサルやダンサーの動き、
また、ARは照明がちらつくとARオブジェクトがでなくなるので、照明関係の問題も、
事前に留意事項を伝えつつも、最終的には本番で確認という状況だったため、
いかに本番のリハーサルを万全に行うかが勝負でした。

本番の短い時間の中、ダンサーさんにも大変お世話になりました。
本番直前までダンスの練習もしていただき、本当にいい入場になりました。
そして、本番直前のダンサーさん。
みなさん、エヴァのコスプレとして、
プラグスーツのシンジ、レイ、アスカ、そしてミサト、真希波、リツコ、カヲル、加持、マヤ、委員長(ヒカリ)という主要なメンバーのコスプレをしていただきました。

そして、あとは自演乙選手の試合本番のみ。

結果は、みなさんのご存知のとおり、
アンドレジダ選手と熱戦を繰り広げ、
3Rめでパンチやヒザをくりだし判定勝ちの末世界戦初戦を勝利で飾りました。
試合の後のインタビューでは、開始早々に耳の鼓膜が破れていたとか。

試合に挑む前は緊張がただよい、
多くのトレーナーやダンサーはあとは試合結果を祈るのみ。

そして、出場直前の自演乙(サキエル)の様子。
この衣装も、すごく精巧に作ってあり、しかもこれを被るとすごく暑いため、あきらかに試合にとっては無駄なのかもしれないが、
自演乙くんにとって入場も試合の一つだと考えいるため、妥協を許していないのです。

すべての人にありがとう


本当に、今回の企画は、
自演乙選手の思いと、AR三兄弟さんの発想が良い形でコラボした結果だと思います。
そういった企画に携われたことを、大変うれしく思います。
また、試合も勝ち、次は世界戦ベスト8。
自演乙選手の目標も、まずはベスト4を目指す、そして次は世界チャンピオンだということで、彼のK-1に対する思いを見ていると、達成できるのではないかと考えしまう。

そして、K-1を背負い、K-1の人気を、自演乙のK-1を作り上げるという彼の誰にも負けない思いを間近で見ることができ、今後も何かしら協力できたらと思う。

同じハチヨンとしても、今後とも自演乙選手を応援していきましょう。

そして、
今回の試合に対して、ご協力してくださったみなさん、
そして、会場やTVで自演乙選手を応援してくださったすべてのチルドレンに、
ありがとうを言いたい。

長島☆自演乙☆雄一郎公式ブログ