世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」


日本は2月。
急激に寒くなり厚いコートを着て
暖かな日々が早くこないかと待ちわびてませんか?

こんにちは、最近キャンドルにハマっているtsukushiです。
今回の国は、同じアジアの1つカンボジアです。
皆さんのカンボジアのイメージは様々だと思いますが、一番強いイメージは、
地雷、内戦というマイナスイメージが多いのではないかと思います。
そんなマイナスイメージの中でもなぜカンボジアに行くのか、理由の1つとして
アンコールワットに いにいく方が多いのではないかと思います。

アンコールワットは12世紀前半、ヒンドゥー教寺院として建立。
目の前の湖に映るアンコールワットは神秘そのもの。
「地雷を踏んだらサヨウナラ」の一ノ瀬泰造さんが魅了され、目指したアンコールワット。
シュリムアップには一ノ瀬泰造さんのお墓も建てられているそうです。

世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」

真夏の8月、タイ経由でカンボジアに向かいました。
国内線もあるのですが、安い陸路でタイからカンボジアのシュリムアップへ。
道は、まったく舗装されておらずガタガタ道。
(今は少し舗装されてるらしい!)

それを、普通の4人乗り(5人乗りましたが)乗用車で国境から5時間。
車酔いをしやすい私。なら、空路でいけよ!と思うでしょうが。。。

世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」

車に乗っても酔う暇もないほどのガタガタ道。
人は、あまりにビックリすると笑いしか出てこないということを実感しました。
更に、前日のスコールが舗装されていない道を余計ぐちゃぐちゃにし、
トラックのタイヤが土に埋まり、動けなくなっていた。そのため、渋滞。
その中を3人、4人乗りの原付バイクが駆け抜けていく。
原付バイクが転倒しようものなら確実にケガ人が出るだろうなぁと思いながら、
待つことしかできない間、散歩しつつ青空を眺めていました。

アジア、南米、中東、空の色はすべて違う。
同じ青空でも色味が違い、それぞれの国の空の色がある。
けれど、その空は全て繋がっていると思うと不思議ですよね。
旅に出る1つとして国々の空を見るのも好き。

世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」

カンボジア人の英語は、なまりすぎて分からない。
現地の公用語はクメール語。
英語が話せる同じ旅人たちですら、分からないといっていたから
英語が話せない私には、まるで何語??という感じ。
日本語が話せても日本語が早い。
カンボジアの人は全般的に早口なのかな?

世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」

未だ地雷が残っているカンボジア。
地雷はカンボジアだけでなく、
世界73ヵ国に1億1千万個も埋まっていると言われている。

死なない程度に傷つけることで、生きる気力を失わせると同時に、
多くの障害者を生み出すことで国の力を低下させる悪魔の兵器。
終戦後も数多くの地雷はまだカンボジアの地に埋められたまま。

地雷原の中で暮らすしかない人々、
間違えて地雷を触ってしまい死傷する子供、
荒れ果てた土地。
長く続いた内戦の負の遺産は、今も人々の生活を苦しめ続けている。
ミニツアーに組み込まれていた地雷博物館に。
まだ、終戦してから間もないことから、
地雷被害で片手、片足がない人も。
戦争は終わったとしても、終わることのない犠牲や障害は
何年も抱えていかなければならないのだと感じました。

未だ残る地雷の除去ボランティアをしている人が日本人なのです。
地雷の爆発にも耐えられるよう専用のショベルカーを開発し、
地雷除去に一役かっているのだそう。
日立も地雷除去活動に貢献している。
アンコールワットの補修にかかわっているのも日本だったりする。
日本の技術が世界に生かされていることを知ると同じ日本人として誇りに思うし、嬉しく思う。

世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」

天空の城ラピュタのモデルの一部となったといわれているベンメリア。
宮崎駿監督はこんなところまで来たのかと思うとすごい。
近づくまで、そこに遺跡があるか分からないほど、普通の畑道と民家。
少し歩くと、戦争で崩れたベンメリアが独特のオーラを醸し出している。
カンボジアの遺跡の近くには樹があることが多い。
樹が遺跡を破壊していたり、樹の中に遺跡が混入していたり。
自然の力が加わり、歴史が重ねられ、より遺跡が素敵に見える。

世界と出逢うことのススメ「カンボジア編」

カンボジアの人は、温和で人懐っこい。
日本のとても昔に似ているかもしれない。
タイとの国境で、警備員らしき人に代わりに入国カードを記入してもらった。
書き終わった後、このペンをくれないか?と言われた。
私は、旅でペンを1本しか持っていなかったので、あげられなかった。
なぜ、欲しかったのだろうと思いつつ日本に帰国。
後々、知るのだけど、日本のペンは品質性がよくて海外からも評価が高いらしく、カンボジアの人が欲しがった理由がわかった。
カンボジアの学校に文房具を持っていくボランティアも多く、喜ばれる。
いつかその文房具で勉強し、カンボジアの子供達が世界に羽ばたいてくれたらと思いをはせて、自分や周りにカンボジアに旅に出る子がいたら、ぜひ文房具を。

この記事を書いた人

tsukushi旅を愛して病まない都会っこ。 ファッション通販会社で働いてます。 日々なる出逢いに感謝。 更なる発見と成長のため 出逢い広げようキャンペーン実施中☆ まだまだ行きたい国がたくさん!

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