美容業界に必要な「リテラシー」という言葉


「ITリテラシー」が重要になってきた



美容業界に「Twitter」の大きな波が来ていると感じている。少し遅い気もするけれど、このTwitterの普及によってインターネットを使うこと、いわば最低限のITリテラシーが必要だと感じている美容師も多いはずである。

世間一般での認知度はそう高いわけではないが、美容業界に従事しているものであれば知らない人はいないGARDEN/drive for gardenという美容室のオーナー須崎勝巳をはじめとした業界のTOP達がこぞってTwitterを活用している。

GARDEN代表/須崎勝己さん
@GARDENsuzaki112

afloat-f代表/宮村浩気さん
@hirokimanman

SDR(VeLO☆vetica)代表/鳥羽直泰さん
@naoyasutoba

veticaディレクター/内田聡一郎さん
@soucuts

率先垂範

率先垂範(人の先に立って行動し、模範を示す事)

彼らは人の先に立って行動し模範を示してきた。だからこそ、今の彼らがあると思う。このTwitterやFacebookの波にも感覚的に乗らなければと思ったに違いない、だからこそ積極的に活用しているのだろう。

少し言葉を悪くすると、彼らはもう「新しい客が欲しい」と貪欲に思うことはないだろう。
このTwitterを通じて「お客様の支持を」とか「新規客を」というモチベーションではなく、美容師にTwitterというツールがあることを伝えているんだと思う。
これを使ってみんなもっとアクティブになって欲しい。とか、面と向かって言えないことを「つぶやき」とて伝えることにより「感じて欲しい」とか、そう思ってTwitterを使っているのではないだろうか。

Twitterのその先が見えているか

もう少しすると、間違いなく次はFacebookが普及し始めてくる。
個々がアカウントをとり個々人のFacebookページを立ち上げ作品をひたすら載せるという流れがくるだろう。
前回の週間美容業界のコラムにも書かせて頂いたのだが、これからは各々がメディアになれる時代になってきてる。
ITジャーナリストの佐々木俊尚さんが伝えているミドルメディアという考え方がある。

ミドルメディアというのは簡単に言うとマスメディアと個の間に存在するメディアでありマスメディアより圧倒的に個に近く信頼度が高いメディアであるけれどマスメディア程多くの人に影響を与えることはできない。
(※個人解釈)

美容師はミドルメディアというポジションに近い存在になりうる。

リテラシーを持とうじゃないか

人と人のコミュニケーションや信頼関係の最たるものは間違いなく「会って話してみる事」に越したことはない。しかし、「会って話してみる」までのアプローチが今はWebがベストである。
何もHTMLがとか、プログラミングができるようになれとか言っているわけではない。
Webサービスを使える位のリテラシーを持とうじゃないか。

有意義なWebサービスが溢れている。

しかし、それを使うだけのリテラシーがまだまだ足りない美容師が多いのではないかと思う。有意義なWebサービスをいくらリリースしても反響がないのは美容師が「それに興味がない」わけではない。「それを知らない」のである。僕は地道に伝え続ける。


■ビューティーTV
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運営者:佐々木亮輔さん/株式会社ムサシ代表
@ryosuke_sasaki

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