美容室の勧誘にやたらと声をかけられるので、
怖い場所=表参道ヒルズの前な人オオグリです。
そんなに私は髪を切りたそうですか?
確かにカラーリングもされてない。パーマもかけてない。
弄る要素満載のアタマですけども…。
しかし、毛って、あってもなくても
何かしらネタにされ、学生の髪は校則で拘束され
個人を特定するのにもけっこうな役割を担ってます。
本の世界でも「毛ネタ」は活躍してますよ。
今回オオグリとしょかんが紹介するのは
巨大なアフロヘアの男の子が主人公の絵本です☆
お風呂と散髪が大嫌いな男の子 こんもりくん。
伸ばし続けた髪の毛は巨大なアフロヘア!!!
いいかげん「散髪しなさい!!」と、
ハサミをもって追いかけてきたお父さんから逃げたら…。
石につまずいて、すってんころりん☆
自力でもとに戻ることができないどころか…。
アフロの中に吸い込まれてしまいました!!
自分の髪の毛玉の中に籠もってしまい
お父さんお母さんが呼びかけても応答しない、こんもりくん。
はたして巨大なアフロの中では何が起こったのでしょうか…♪
毛が原因で籠もっている男が出てくる話をもう1冊。
こちらは絵本でも、子どもの本でもなくがっつりオトナな世界の本。
寺山修司の歌集『田園に死す』に収録されている「病気草子」に
「触るモノにことごとく毛を生やしてしまう」という
奇病をもった男が登場します。
【ちかごろ男ありけり、風病によりて、さはるものにみな
毛生ゆるなれば、おのれを恥ぢて何ごとにも、
あたらず、さはらず。
ただ、おのがアパートに
こもりて、妻と酒とにのみかかはりあいて暮れてゐたり。
ーー「さはるものに みな 毛生える病」より】
自分の部屋に引き籠もる男。
ちなみに 唯一男が触れる人間である妻は
モジャモジャの毛玉オンナになってしまっているそうです。
奥さま;;;;(;・・)可哀想すぎる…。
旦那さま。毛を生やしてしまう奇病を活用して
育毛事業でもやればいいのに。
ベラボウに稼がなくても良いの。
自分の特性を生かして、楽しく誇りをもって仕事をしてくれる
旦那さまの所へヨメに行ければ幸せかもねぇ。
なんて理想をいだきつつ(笑)
さて、普段子どもの本ばっかり読んでいるオオグリが、
めずらしくオトナな世界の寺山修司作品に手を出したのは
2月9日~下北沢小劇場ザ・スズナリで上演される
『田園に死す』を観に行こうか?と予定しつつ予習したためです。
チケットおさえて寺山ワールドにダイブしちゃいましょう。
前評判によるとかなり刺激的な舞台だそうです。期待!!
あ。そうだ主催の流山児★事務所さんは
1984年設立の演劇事務所なんですよ。
流山児★事務所 www.ryuzanji.com
寒い季節。お部屋で読書も良いけれど
客席と舞台が近く、熱い芝居の観られる小劇場もオススメです。